セーヌ、朝と夕。 芸術の都パリが美しいのは当然であるが、セーヌ川を観た時、オペラ椿姫の物語と音楽を重ね合わせていた。この街は、昔からああいう事がいっぱい在ったのだろうな・・・と、思えたその水の流れの悲しみの美学を一人静かに胸に掻き抱いた私でした。
遠い声。 [[img(https://www.blogmura.com/img/www88_31_3.gif)]][https://www.blogmura.com/ ブログランキング・にほんブログ村へ(文字をクリック)]お手数ですが、文字をクリックお願いします。
ニケ(ルーブル美術館)。 誰もが御周知であろうサモトラケのニケ彫像である。大好きな彫像である。このカッコいい翼を観ると最近、「もし、翼を持たずに生まれて来たならどんな事でも頑張りなさい。」,と言ったココ・シャネルの名言さえ思い出し、自分に言い聞かす。どんな嵐にも折れない実に堂々と躍動感に溢れた雄雄しい翼を前には、理屈はいらない。
パリ、ユーロスターを前に駅員さんと。 フランスからドーバー海峡を渡るはずが・・・、乗車して10分で故障、前面ストップ。ドアを外から壊し1時間以上砂利の線路際を各自荷物を引きずって一向を待つ大型バスまで歩くというアクシデントに見舞われましたが、線路の両側には広大な農地だけが広がり、小さな赤い実を付けた植物が、まるでルビーみたいに輝き、歓迎してくれている気がして、楽しめた私でした。
ノルマンディー、カンという町。 道ふちにさりげなく・・・色とりどりの花達は、調合して香る一滴になるのでしょうか。。クリムトが描いた花みたい。この町の人たちの気持ちが感じられた一場面で一瞬、こんな町なら住めたらいいな・・・という気分になってしまいました。