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厚情の梅。

私が産まれる前から庭にあった、白の梅。かけがいの無い人が他界した時も、梅の実はたった3日で豪雨の如き音を立てて
地面に落ち、あっという間に腐り果て、私と一緒に泣いてくれた事を思い出す。また、私の成長をずっと視ていてくれた。悲しみも、喜びの感情も通じてくれていた利口な樹木である。・・・今、風土の問題から、別れの時を迎えている。氷より冷たい人間よりも暖かかった梅木。・・・さようなら、ありがとう・・・複雑な心境から、涙があふれる。父も、母も、濁り無き「白」の香りの人であった。品性の人であった。私は、その娘として、品性を引き継ぎたい!。その、仄かな白い香りは、私の生涯の宝である。
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